最近、読んだのは、天皇陛下即位20年に合わせたわけでもないのだが、
小林よしのりの「天皇論」。一応、ジャンルは漫画に属するのだろうが、 絵より文字の量のほうが圧倒的に多く、これは本といったほうがよいだろう。 小林よしのりの漫画(本)なんて、今まで手に取ったこともなかったのだが、 皇室に詳しい人が「ちゃんと書かれている」と評価していたので、読んでみた。 天皇の本質は、古代から連なる「祭司王」の役割にあるとしている。 そして、日本は、2600年以上にも渡って国家体制を維持している、 世界でも類をみない国であることの意義を説いている。 天皇の役割や歴史を理解することは、日本という国の捉え方、歴史認識につながる。 にもかかわらず、学校でもニュースでも、あまりきちんと教えているとは言いがたい。 そこに登場したこの漫画(本)。とっても勉強になった。 今年発売以来、20万冊くらい売れていて、幅広い世代に大きな影響を及ぼしているらしい。 ちなみに、その前に読んだのは、Nayan Chandaの「Bound Together」。 こちらは人類のグローバライゼーションの歴史を辿っている。 こちらの本は、何万年も前の人間がまだホモサピエンスだったころに始まり、21世紀の今日までをたどり、 世界中の国々にも言及していてるものだから、ものすごい情報量だった。 そして、原書で読んでしまったものだから、読みきるのに、ものすごーく時間がかかってしまった。 興味深かったのは、人類の歴史はアフリカに始まる(日本人の祖先もアフリカ)のにもかかわらず、 今日、グローバライゼーションの取り残されてしまったのがアフリカであるということ。 そして近年、グローバライゼーションの恩恵をもっとも被ってきた先進国こそが、 さらなるグローバライゼーションの波を止めようとしているということ。 #
by peoplefocus
| 2009-11-14 22:24
#
by peoplefocus
| 2009-10-13 20:01
おとといは誕生日だった。
以前は、誕生日の日にメールを立ち上げると、祝福メールがたくさん届いていたものだが、 アラフォーとも言えないような年齢にもなると、きっと皆は 「誕生日おめでとう」というのもはばかられるのだろうな。 (実のところは、私が他人の誕生日を気に留めたことがないのが原因である) ・・・なんて、思っていたところに、きのうになって会社で仕事中、 突然、どどっと社員たちが無言で駆け寄ってきて、囲まれた。 そして、ハピーバースディを歌ってくれた。 社員の誕生日も知らない社長なのに、みんな、優しいよね。 こんなカップケーキももらったよ、ルーク。 わたしは、うちでゆきにゃんと呼ばれているのを社員は知っているらしい ん?この絵はどこかで見たことあるぞ。。。 #
by peoplefocus
| 2009-09-26 23:57
昨日は国連UNHCR協会の招きで、国連映画祭プレ上映会に行き、
「ジェニンの心」という映画を見た。 イスラエル兵に射殺された息子の死に嘆き悲しむパレスチナ人の父親。 そこに医師から、臓器提供をすれば他の子供の命を救えると告げられ、同意する。 そしてなんと息子の5つの臓器は、5人のイスラエル人の子供に与えられる。 この映画はドキュメンタリー、すなわち真実。登場人物も本人たち。 なんの演出も演技もなく、事実が淡々と語られていく。 父親が、息子の臓器で助かったイスラエルの女の子の家を訪問するシーンも、 決して感動の対面シーンなんてものではなく、びみょーな緊張感や居心地の悪さが画面に溢れていた。 そういえば、SoL(Society of Organizational Learning)のオマーン国際大会で、 世界紛争はどうしたらなくなるかという話し合いをしていたときのことを思い出した。 SoLだけあって、参加者が口々に対話の必要性を述べたのだが、 あるアラブ系の参加者が立ち上がって、「目の前で親が殺され、姉がレイプされても、 対話をすれば相手を許せると思うのか?パレスチナ民族には、傷ついた心を癒す期間が必要なのだ」と訴えていたのが忘れられない。 一方、先月、DVDで見たのは「マンデラの名もない看守」(原題Goodbye Bafana) 南アフリカのネルソン・マンデラと、彼が27年にわたる獄中生活の中で出会った 白人看守との触れ合いを綴った実話。 小さい子供にとっては、黒人も白人も関係なかったのに、大人になるにつれ洗脳されていく様子がよくわかる。 マンデラは、人生の27年間を獄中で棒にふり、さらには息子を白人の政権に暗殺されたようなのだが、それでも白人に対しての敬意を姿勢を取り続けるのが凄い。 とにかく、事実に基づく映画は、何よりも面白い。 #
by peoplefocus
| 2009-09-12 22:10
一昨日のことだが、日経新聞主催の丸の内キャリア塾で、
山口絵理子さんの講演を聞きにいった。 目的は2つ。 1つは、来月は私が丸の内キャリア塾で講演しなくてはならないので、 下見すること もう1つは、グローバル・ソーシャル・オーセンティック・リーダー(※)を 増やすことが、私の最近の最大の関心事であり、 マザーハウスの山口さんは、まさにそういう人ではないかと思っていたので、 その検証をすること。 ※グローバル・ソーシャル・オーセンティック・リーダーとは、 グローバルな社会問題をビジネスを通じて解決することを 自分自身の使命とするリーダーのこと で、彼女の講演はめちゃくちゃ面白かった。 強い使命感ももちろんだが、まだ20代なのに、商才もすばらしい。 ぜひ、みんなでマザーハウスの商品を買って、応援しよう! しかし、どー考えても、わたしの話より100倍おもしろい。 んー、来月、どーしよーかなー。 まーいーかー。 #
by peoplefocus
| 2009-08-29 22:46
|
Link
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||