先日、「形あるものは残らないが、形なきものが残る」と語ってくれた人がいる。
1991年にクイーンのフレディ・マーキュリー死去のニュースをラジオで聞いたとき、自分の青春は終わったと感じた。もうクイーンのコンサートに行けないと思うと、これから何を楽しみに生きていけばいいのかとさえ、思った。 しかし、クイーンの偉大なる音楽は、その後長い時間がたっても、いっこうに褪せることはなく、とくに近年は形を変えて繰り返し、甦る。 ミュージカル@新宿コマ劇場 We will rock you 再生コンサート@埼玉アリーナ Paul Rogers and Queen バレエ@東京文化会館 Ballet for Life そして、Queen Rock Montreal Cine Sound Versionを今宵六本木ヒルズで見てきた。 この映像はすごい!クイーンのビデオ映像といえば、ウェンブリースタジアムがお決まりだったのだが、映像的には、こっちのほうがはるかにインパクトがある。1981年にモントリオールで行われたコンサートは撮影を目的としていたとだけあって、様々な角度から、そしてかなりアップで撮影されているのだ。各メンバーの、今まで見たことがないような表情までを見ることができて、大満足だった。 (しかし、観客のノリや盛り上がりは、ウェンブリーには到底及ばない) 一番、印象深いのは、Paul Rogers & Queenの埼玉アリーナでのボヘミアンラプソディ。 アリーナ席にいたものの、ステージまで距離があって、ほとんど見えないから、スクリーンを眺めることになる。そしてコンサートが最高潮に達したとき、ビアノをひくフレディの映像がスクリーンに映し出され、ボヘミアンラプソディを歌うフレディの声が流れたその瞬間、フレディが甦ったかのようだった。クイーン・ファンなら涙なくしていられない瞬間だった。 もしかして、フレディが亡くなったあとも、世界にクイーンファンは増え続けているのかもしれない。事実、UKの歴代アルバムチャートでは、ビートルズを抜いて1位にランクインしている。 11月24日は、フレディの命日。こんな素晴らしい音楽を世に送り出してくれた天国のフレディに改めて感謝の気持ちを伝えたい。
by peoplefocus
| 2008-11-16 01:15
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